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DIAMOND☆DOGSを見つめる日々の雑記帳

【感想2】劇場版ガンダム00

 ※ネタバレ注意!!

あれから再度見ての追加感想とかとか。

ストーリーカードを読むとまた違った感情とか視点で考えるようになるから困る。 12種類読んでからもう1回見たくなるじゃないか…。

 

TVシリーズから劇場版公開まで1年半。 その時間は私にとっても必要な時間だったんだと、劇場版を見て感じた。

だって、私、いますごくガンダム00が、キャラクター1人1人が好きだもの。

みんな愛しい。幸せになってほしい。そう思うよ、心から。

ちなみにキービジュアル、マイスターをランダムで表示していた私のPCのデスクトップは今、グラハムです。 この私が。 びっくり。

  アレルヤのストーリーカードを読んで、アレルヤとマリーにとっての2年間がどんな意味を持っていたのかちゃんと考えられるようになりました。 超兵として育った彼らは『戦い』以外の生き方を知らなかった。 ピーリスには大佐との日々があるけれど、それでも兵士としての生活だった。 『戦い』以外知らない2人にとっては、他のマイスターや多くの人々が望む『平和』が、一体どんなものなのかさえわからなかったんだろう。 望むべき平和を知るため、何を守り、何の為に戦うのかを見つけるため、そのために戦いから離れて穏やかに過ごす時間が必要だった。

最後アレルヤは帰るきっかけを探していたというけれど、平穏や平和は無限にあって、また限りないからこそより多くを求めてしまうものだから、アレルヤはい つまでも続けていられたし、見つけた目的を果たすためならば、再び戦いに赴くことも拒まなかった。

きっとそれがアレルヤとマリーの2年間であり、帰るきっかけを待っていた理由なんだと思う。

でも相変わらずピーリスとマリーの分け方がわからないんだけど、ハルートで出現する時って「アレルヤ・ハプティズムソーマ・ピーリス」って名乗ってるん だよね。 戦闘時はピーリス? コードネーム的な意味でピーリス? うーん…何かの資料で補足されてるのかもしれないけど…。

 

意識不明の刹那の元にニールが現れた時。 ニールの最後の「刹那、お前はまだ生きている。生きているんだ」っていう台詞。 1stの絆の回が伏線になろうとは思いもしなかったよ…。

ソラン・イブラヒムが刹那・F・セイエイになり、イノベイターとなって、生き方や考え方、周囲が変わっても、生きている。 生きる意味がある。

きっとそれは刹那だけじゃない。 みんな、誰にも。

 

公開から3週目を迎えて、私が見たのは4回。 見る度にどんどんいろんな気持ちがわいてきて、正直、「楽しい」「おもしろかった」という作品ではないと思う。

つらいし、苦しいし、楽な気持ちでなんて見られない。

 

2nd放送中に劇場版が決まって、TVシリーズで死ぬはずだったマイスターの2人が生き残ることとなった。 それはもういまさら有名な話だけど、そこに対する自分の意見が変わった。 最初に知ったときは、「マイスターが全員生きていられて良かった!」と思ったけれど、今は少し違う。 とある舞台で出てきた台詞が、私は忘れられません。

『運がいいとか悪いとか、言ってほしくない』

その通りだと思う。 運が良いとか悪いとか、そうやって受身で岐路が自然選ばれていくなら楽だろう。 でも、そんな風に片付けてほしくない。

劇場版が決まったことで生き延びた者、新たな敵と戦い命を落とした者、新たに出会えた者、それぞれいるだろうけど、それを『運』なんて簡単で便利な言葉に集約しないでほしい。 それがリアルであれ、アニメであれ、気持ちは一緒だと思ってるから。 「生きる」ってすごくエネルギーの要ることだから。

だからこそ、みんなには生きて、生き延びて幸せを掴んでほしかった。

それすらも私のエゴでしかないのだけれど、ね。