ALTAR GIRLZをやめる決意
ALTAR BOYZ 2017東京公演が全て終了しました。
残すはLEGACYの大阪公演とGOLD・LEGACY合同公演のみ。
つまり、まだ全ての幕が下りたわけでは無いけれど、それでもやっぱり新宿FACEでの公演が全て終わったというのは、まるで一つの時代が終わったような、そんな気持ちです。
53
53。
私が2月26日の合同公演千秋楽まで含めてALTAR BOYZを観た回数です。
2009年のXmas NIGHTから始まった私のALTAR BOYZ。
テニミュで踊るマサさんが好きになって、気になっていたALTAR BOYZ初演。
でも本命いないのにこの値段(当時は若かったからね)、他に知ってるのは良知くんだけ。
内容も好きかわからないし、そもそも歌舞伎町にある行ったことのないライブハウスに一人で赴くというのは当時結構なハードルだった。
そう思って初演は諦めたんですってマサさんファンの友人に話したらXmas NIGHTのお誘いをいただいて、立ち見で入ったんだよな~14列の上手入口のカウンターのところ。
今でも覚えてる。リーダーが初っ端で歌詞飛ばして謎のニワトリダンス踊ったの(笑)
そこから色々なことがあったなぁ。
遼介さん加入がXmas NIGHTで発表になって、Redになって、Orangeができて、Greenができて、Legendに名前が変わり、新たなRedチームができて、またメンバーが変わって今回のLegacy、Gold。
その間にはイレギュラーなDIAMOND☆DOGS ver.もあったりしました。あれはもう笑い話にしていいかなぁ(笑)
今回なくなった色んな演出・小ネタをいっぱい思い出す。
尺取ってしょうがないんだろうけど、創世記で鉛筆渡さず
「マシューと申します」
「フアンと申します」
「「二人合わせて~」」のネタとか超好きだった!
へんてこな衣装貸すの「それはどうなんだろ~」の腕ぐるぐる千秋楽にして復活してて涙出るかと思った。
そんなこんな、全部まとめて合体させて(笑)それで53回。
53回繰り返して見たものってこれまでの人生であっただろうか?
漫画もTVCMですらそんなに繰り返し求めたものなんて無かっただろうし、きっとこれから先も早々無いと思う。
現時点で見終えた52回。
一度もつまらなかったことなんてなかった。
一度も飽きたことなんてなかった。
チケットを取ったことを後悔したことなんて一瞬もなかった。
毎回笑って、泣いて、発見があって、解釈が変わって、芝居が変わって、歌がかわって…毎回新鮮だった。
卒業
今回の公演が発表になり、まぁ明言はしていなかったけれどリーダーの出演は今度こそ最後だと。
これまでも終わる終わる詐欺だったしね。
というよりも、日本版の版権がある内に確実な動員が見込める演目として、且つその立役者(といえば聞こえはいいけれど)、要は客寄せパンダとして引っ込むことも出来ずに繰り返しステージに立ち続けていたのだろうなぁと邪推してしまうのは仕方ないよね。
一方、その一旦を担ってしまっているのは間違いなくファンである自分でもあって、もう開放してあげたい気持ちと、まだ会いたい気持ちと…結局会いたい気持ちに負けていたので、正直豪くんと共に卒業の発表が出ても悲しさや寂しさはありませんでした。
むしろ明言してくれて良かったな、と。
今までありがとう、と。
そんな気持ちばかりでした。
でもこれはきちんと本人たちの口から正式発表されたのが公演2日目のアフタートークだったので、聞けなかった人も多かったと思う。
出来ることなら初日の挨拶で聞けたならもっと良かったかな、という気持ちも捨てきれないけど…まぁ色々事情はあるでしょう。
マサさんの「俺もやりません」の言葉。
一度離れてみて、このメンバーだからやりたいと思った。
アルターが続いて行くにあたり次の世代へ橋渡し役として出来ることが自分にあるならやるけれど、この人達とでないなら、やりたくないというのが自分の気持ちだと、そう言い切った彼の言葉が大人たちにきちんと届いてくれることを願います。
I BELIEVE
寂しくなかった、なんて言っているけど東京千秋楽はまぁ~泣きましたわ(笑)
東京最終日はマチソワだったんだけど、マチネのLa Vida~からフアンちゃんが結構きてて、それを受けるかのように遊び倒した前半とは裏腹に尻上がりにみんなの芝居の熱が上がっていって。
このテンションのままで千秋楽いけたら多分すごいことになるだろうな、とは思っていました。
でも案の定、いやそれ以上に凄かった。
アブラハムの涙ながらの独白、六芒星には触れずそのすぐ横の襟元を握りしめるフアン、フアンに肩を抱き寄せられるルーク、息をつまらせアブラハムに縋るかのように抱きつくマーク、振り返った先ゆっくりと歩いてくるマシューは誰よりも鼻が真っ赤になってた。
8年共に走り続けたマシュー、フアン、アブラハムが真ん中で3人並ぶこの画は意図されたものだったのかな。
アブラハムの、フアンの頭を掻き抱くようなマシューの姿を私はきっと忘れられない。
ALTAR GIRLZになりきれなかった
本当なら合同公演も終わってからブログを書くべきなんだろうと思う。
でも我慢ができなかったんだ。
誰に吐き出すことも出来ないけれど、今回の自分の、自分なりの決意と謝罪。
D☆DのクリスマスDSで今回のGOLDチームの振付は新吾くんが行うこと、それに伴いGOLDも見に来て、という新吾くんの言葉。
LEGACY初日のリーダーの「GOLDが主役」という言葉。
どちらも覚えてる。わかってる。理解はしている。
でも、私は今回GOLDの公演を見ませんでした。
金銭的な理由もある。先行でチケットを取らなかった理由は確かにそれだった。
でも、結局その後も観に行こうとしなかったのは、別の理由。
卒業云々とかでも無い。彼らに理由を押し付けたくない。
ただ、LEGACYの初日に感じてしまった幸福感。充足感。満足感。
『私の求めるALTAR BOYZはここだ』と実感してしまった。
だから、今回私はALTAR GIRLZであることを止めました。
いまの私はただのLEGACYファン、です。
リーダーに言われても、新吾くんに言われても、良い評判をいくら耳にしても、それでも譲れなかった。
きっと若く熱意にあふれる彼らは素晴らしいALTAR BOYZなんだろう。それを沢山のGIRLZが求め、支え、応援して更に育っていって欲しい。
でも多分それを見届けるのは私じゃなくても出来る。
いまの私が欲しいのはALTAR BOYZ Team LEGACYだけ。
こんな気持ちでGOLDの公演を見ることなんてできませんでした。
ただでさえRedとLEGENDと比べることができてしまうのに、さらにGOLDと比べるなんて絶対にしたくなかったし、じゃあそれを全くの別物として捉えられるほどに割り切ることも出来なくて…。
結局合同では観ることになるんだけれど、それはLegacyも別の立ち位置にいるだろうからね。全編カーテンコールみたいなもんだし。
53回の繰り返しに後悔がないように、この選択も後悔はありません。
きっと今の私のキャパシティに見合ったカタチがこれだったんだと思うから。
20年後も残り続ける5人だと、新吾くんが言っていました。
このチームがLegacyたる所以を、しかと見届けさせてもらいました。
「ALTAR BOYZ」は最上で最高で最強の演目であり、チームであり、家族です。
本当にありがとうございました。